明けましておめでとうございます。
市民の皆さまには、清々しく新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。

昨年を振り返りますと、4月に執行された市長・市議会議員選挙において、多くの皆さまから信託を受け、引き続き市長という重責を担わせていただくことになりました。
寄せられた期待にお応えできるよう、全身全霊で市政運営に取り組むことを肝に銘じ、2期目のスタートをさせていただきました。
私は、人口減少対策を最重要課題として地域創生に臨むにあたり、豊かな森林を最大現に活かす「森林から創まる地域創生」をテーマに掲げ、「子育て支援」「若者の定住」「仕事をつくる」をキーワードに、人口減少対策に取り組んでおります。

本年は、その取り組みを更に進化させなければなりません。
なかでも、若い世代の転出超過は大きな課題であり「子育て世代包括支援センターの設置」や「森林の家づくり応援事業」、そして空き家バンクの充実などを通じ、子育て環境の向上と住宅取得支援を行い、若者の定住・移住に繋げていきたいと考えています。
また、交流人口の拡大を図るため「播磨国風土記」の記述をもとに“日本酒発祥の地”として、昨今の発酵ブームを追い風に日本酒をはじめ、先人から受け継いだ伝統を活かし“発酵のまちづくり”に取り組んでまいります。
このように本市の最大の強みである森林を活かし「食・健康・自然・歴史」を融合させ、市民と行政が一体となってまちづくりを進めることにより、より暮らしやすい宍粟市をめざします。

今を生きる私たちが未来へしっかりと道筋を付けることにより、宍粟市の未来は拓くとの強い思いをもって、更に邁進してまいりますので、ご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。

皆さまにとりまして、本年が素晴らしい一年となりますよう心よりお祈り申し上げ、新春のごあいさつといたします。