毎日寒い日が続きますが、お元気でお過ごしのことと思います。

先月15日頃から寒波が押し寄せ、市内でも北部を中心に大雪にみまわれました。宍粟市にとって雪は珍しくありませんが「これほどの雪は20数年ぶり」という声も聞かれ、雪かきなど大変な目に合われた方も多いことと思います。

また、降り積もる雪で「家から出られない、仕事に行けない」など切実な声も届けられましたが、市内の広範囲に亘る除雪となり作業が追い付かず、多くの皆様にご不便とご迷惑をお掛けしましたこと、改めて心よりお詫び申し上げます。併せて市内の業者の皆様には除雪作業に大変なご協力をいただきましたこと感謝を申し上げます。

こうして雪により生活に支障は出ましたが、一方で宍粟市にとって雪は重要な観光資源でもあります。とりわけ今回の雪は市内2ヶ所のスキー場にとっては恵みの雪とも言えるでしょう。これから多くの方にお越しいただき宍粟市が賑わうことを願っています。

さて、現在、来年度の予算編成の大詰めを迎えています。喫緊の課題である人口減対策として、若者の定住、子育て環境の充実、働く場所の確保、さらに生涯現役で活躍できる環境づくり、農業、林業、商業の発展、森林(もり)をテーマとして協働のまちづくりなど、地域の活力と市民に希望が持てるまちとなるよう限られた財源の中で期待に応えなくてはならないと思っています。

来る3月定例議会に平成29年度予算案として提出しますが、事業の推進により地域創生をさらに加速させるとともに、宍粟市の未来への布石にしたいと考えておりますので、皆さんにもご理解とご協力をよろしくお願いします。

これから、まだまだ雪の降る時期が続きますが、雪かきや通行には十分お気を付けいただき、お元気でお過ごしください。